グルジア国立バレエ団「ロメオとジュリエット」

2010年6月4日(金)23:00-25:22放送 NHK教育 芸術劇場


2010年3月12日・14日 @ゆうぽうとホール
音楽:セルゲイ・プロコフィエフ
振付:レオニード・ラヴロフスキー
振付改定:ミハイル・ラヴロフスキー
演奏:東京ニューシティ管弦楽団
指揮:ダヴィド・ムケリア
管弦楽東京ニューシティ管弦楽団

ジュリエット:ニーナ・アナニアシヴィリ
ロミオ:アンドレイ・ウヴァーロフ
ティボルト:ワシル・アフメテリ
マキューシオ:岩田守弘
道化:ヤサウイ・メルガリーエフ ほか

録画を見ながらTwitterでつぶやいてたことのまとめ。なので客観的な説明はありません。


グルジア国立バレエは、ニーナが残りのバレエ人生を賭けて育ててるバレエ団。人材も予算もないなか頑張ってる。こないだグルジア国立が白鳥持ってきた時に見に行った知人は、なんか衣装とコールドのショボさと大スター、ニーナとの対比に、泣いたらしい。
ニーナ・アナニアシヴィリは、グルジア大統領に依頼され2004年よりグルジア国立バレエ団芸術監督、および付属のチャブキアニ・バレエ学校校長を務めている。ボリショイバレエ学校卒業、在学中にヴァルナで金賞。ボリショイバレエ団のプリマ・バレリーナを20年以上、アメリカン・バレエ・シアター(ABT)のプリンシパルを16年務めた。1963年生まれって。。。47歳!
確かになんていうか、バレエ団は垢抜けない感じだよなあ… 朝の争いの場面。
それでも日本におけるニーナ人気をあてにして、日本公演に来るんだもんなあ…頑張ってるよなあ……


ああ〜ニーナのジュリエット、かわえ〜。明らかに母親より歳いってるけど(笑)ラリ・カンデラキって前の来日公演てオデットやった人だっけ?ジュリエットの友人役。女の人はべっぴんさんが多いなあ。あ、岩田守弘さん出てきた!ロミオでけぇなあ……いや、マキューシオちせえなあ…(笑)



グルジアって、色んな顔の人がいるんだな…。かなりアジア寄りな人もいるな。それもそのはず、旧ソ連内とはいえ、トルコにも国境を接するコーカサス地域の国なのだ。古代から常に外敵の脅威にさらされ続けてきたグルジア旧ソ連の国でも特にナショナリズムの強い国らしい。それでもニーナが世界のスターダンサーになったのはソ連という国のシステムの中にあったからだし、そうして得た技術や名声や地位を利用して、今度は祖国のために尽くすという。歴史の皮肉というかなんというか。
自分の踊りが下降線を下る前に絶頂期で舞台を降りるダンサーもいる中で、ニーナは今しばらく、例え自分の踊りに明らかな衰えが見えても、踊り続けるだろう。人が育つには時間がかかる。
ニーナが踊り続けなきゃいけない理由と同じことは、少し違うけど熊川哲也にもいえる。彼も今しばらく、自分の名前で後続の人たちを売り込まなきゃならない。
それにしてもグルジアの人たち、バネがあって運動能力の高そうな身体だな。西から東から、昔っから色んな民族の血が交ざってるんだろな。


そうこうしてるうちに、バルコニーの場。経営のことを考えながら、主役を踊らなきゃいけないって大変だろな。
道化師役のヤサウイ・メルガリーエフがなかなかよさそう。かなりアジア顔だけど。と、カザフスタン出身らしい。この中にいると、岩田さんももしかして中央アジア人でいけそうだ。色んな顔がいるから。しかし主役級の人たちの年齢層高いな……。


ジュリエットからの手紙が、A4のコピー用紙なのはいかがなものか。せめて羊皮紙風に…
ああ白いエンパイアドレスはニーナの腰周りのお肉が……ってやっぱり、衣装のカッティングが安っぽ……ああ。


だんだん、外貨稼ぎのためのどさ回り劇団としてしか見れなくなってきた…… それにしても、マキューシオの生え際が…いや死に際が(汗)マキューシオの岩田さん、かわえーな…って今刺されたたの絶対、まぬけロミオのせい!!(笑)ジゼルばりの断末魔の長さだな…… ラブロフスキー版てこんな? そしての女がジプシーにしかみえない。踊りも演技もすばらしいのに、あんまり「バレエ」見てる気にならないのはなんでだろう。


ところで西洋(キリスト教)では、自殺者に対しても普通におおっぴらにお葬式するのかな?仏教では成仏できないとかいうけど。いや名家の娘だから、密葬でもあれだけのお付きがいるってことか。
おお、アンドレイ・ウヴァーロフの腕力に拍手!あのジュリエット(失礼)をあそこまで持ち上げるとは!


見終わった!なんだかグルジアへの想いを馳せただけで終わった感じ。。。(´∀`)