K-BALLET CAMPANY『ジゼル』

先週末、K-BALLETのジゼルを見に行きました。


単純にいうと、
貴族の青年アルブレヒトが身分を偽って、平民の娘ジゼルに対し、相当積極的にアプローチしてゲット。2人は恋に落ちるわけですが。そこでアルブレヒトの身分がばれ、婚約者がいることもばれ、あたいを騙したのね!!とジゼルは憤死。。。
墓参りにきたアルブレヒトの前に、ウィリー(処女のまま死んだ娘たちの亡霊)となってあらわれたジゼルは、仲間のウィリーたち及びそのボスであるミルタに、アルブレヒトを呪い殺さないよう懇願する。と。ウィリーたちは皆、男に恨み満々なんで基本、夜に森に来た男は、踊り続けて死に至る呪いをかけられるんですな。ぎりぎりで朝がきて、ウィリーたちが消えてアルブレヒトは助かります。
で、最後にジゼルに対して、必死で謝り倒します。そしたらジゼルは、「私、あなたを許すわ」って言って消えてゆくのよね。。。

まあ、ジゼルが憤死するとこと、最後で泣きそうになりました。

いやアルブレヒトを許しちゃだめでしょ。
張り切って呪い殺すべきでしょ。なんて・・・


んーやっぱり、あの時代のバレエって、男性視点で造られてるわけで。
白鳥の湖にしてもジゼルにしても、結局のところ情けない男が主人公の、美しく寛容な女という理想像とのお話。

仕方ありませんな。



でも、K-BALLETの舞台ははじめて見たけど、なかなかわかりやすい演出でおもしろかったな。
もちろん、それが熊川さんの目論みなのですが。
今後も、日本のバレエ界の改革者としてがんばって頂きたいところです。