ハノイ見聞録1

zow132007-08-18


2007年8月、ベトナムハノイに行ってきました。


話には聞いていたけれど、道路はすごい人。ていうかバイク。
2人乗り、3人乗りはあたりまえ。
時には家族で4人乗り、5人乗りなんてのもある。
一家団欒も、恋人との時間も、友人との語らいも、全てバイクの上で過ごしているんじゃないかと思うぐらい、みんなバイクに乗っている。


これで交通事故はないのかと思いきや、軽い接触事故は日常茶飯事。
車がコンっとバイクにぶつかっても、バイク側は一睨みして終了。

歩行者も実に堂々としていて、そんな煩雑な道路を悠々と横断してゆく。
コツは、決して立ち止まったり歩調を緩めたりしないこと。
一定のスピードで歩いてゆけば、決して轢かれることはない。

バイクの海を泳ぐように、合間を自動車が走る。
そしてそれらが鳴らす、クラクションがこれまたすごい。


日本でのクラクションとは使い方が違う。
「はい、後ろから追い抜くよー」
という時の合図に使う。
そして、みんなガンガン追い抜く。
なので、ものすごい騒音だ。



夜中になってもずっと騒音が続く。
2時、3時になってもずっと、
パァー ププー ピッピー
というクラクションとエンジン音が鳴っている。
ホテルの部屋が道路沿いだと、3階でも4階でも聞こえる。






夜でも街の人通りは多く、天秤棒を担いだ物売りのおばさんも、夜まで商売中だ。
ハノイの町並みは近代的で、自動車やバイクで満ちているけれど、三角の笠をかぶったこんな物売りの人もたくさんいる。







ハノイの中心部、ホアンキエム湖沿いにある大きなショッピングセンター、チャンティエンプラザ。
食料品からお土産まで売っていて、何度か買い物に行った。
営業時間は9:00から21:00(月曜は14:00開店)。
だけど、夜は20:00には閉店準備が始まってしまう。
20:30にはほとんどのお店が閉店準備完了で、もう買うことができなくなる。


閉店の際には、各お店(ブース)ごとに商品ケースに大きな布をかける。
その端っこに10センチくらいの長方形の紙を貼って、地面に留める。
何の意味があって毎日そうしてるのか知らないけれど、たぶん、盗難や従業員の信用問題、などなどの対策?なのかもしれない。
そうしておいて、翌朝、その紙がきちんと前夜通りに貼られていることを確認する、ということに意味があるのだろう。



ハノイ市内の大通りは沢山の人とバイクに満ちていて、それは通勤・通学時間だけに限らない。
一体みんな、そんなにいつもどこに向かって移動しているのだろう?と思ってしまう。