蔡倫もびっくり


一昨年西安で見かけた、あるトイレットペーパーの包装紙。「蔡倫衛生紙」とある。蔡倫とはそう、後漢時代の造紙技術の重要な改革者。


後105年、製紙法を改良し、実用的な紙の製造普及に多大な貢献をした人物として知られている。教科書にも名前が出てくる人である。


彼が紙を作ったのは、もちろん文字を書くための紙のためであり、当時は貴重で先端の技術だったはず。それが1900年後、まさか尻を拭くための紙のパッケージに自分の顔が印刷されているとは、彼(宦官だけど)にとって誉れか否か。