2008中国旅行4 シ博から済南に移動

9月1日 8:40


臨シでの予定が思ったより早くコンプリートしたので、1日早く出発することにした。


そこで、シ博の予定で最後に残してあったシ博市博物館(略してシハクシハク)にタクシー(シ博は初乗り6元)で向かったところ、まさかの休館日・・・!!月曜だからか・・・。でも、『地球の歩き方』を見てるかぎり、中国の博物館は必ずしも月曜休みではないはず!!
と思ったのだが、午後済南市(さいなんし;山東省都)に移動後も、博物館はお休み。『歩き方』の情報が古いのでしょうか。中国でも最近は、月曜休館がスタンダードなようで。


ちなみに大きな公立博物館(省のとか)は、軒並み入館無料化が進んでいる。文化振興のためだと聞いたが、これはすてきなことだ。


10:00
さて移動を丸一日先延ばしにするわけにもいかないので、ホテルはチェックアウト。シ博市博は諦めて、済南に向けてバスで出発。2時間弱。このバスはわりと当たりだった。中国のバスはまず、車体自体に当たりはずれが結構激しい。空調が効かなかったり。満席ていうか乗車率120%(通路にも折りたたみイスで)で5時間、だったり。あと、車内で食うわ食うわ捨てるわ。イスをありえないくらい倒したり(そんな時は、全力で膝で押し返し応戦)。カオスです。乗客もいろんな人がいるので、外人だとばれないように、うたた寝する時も貴重品・カバンはしっかり抱いてるように、カメラなんかの高級品(?)は見せないように、と気をつける。だから車内での写真とかは、なかなか撮れなかったりする。


12:00
無事、昼前に済南市長距離バスターミナルに到着。


タクシーで『歩き方』で調べた、駅近のホテルに向かおうとすると。ここに行きたいとタクシーのおっちゃんに告げると、「その辺りは駅前だからやめたほうがいい。治安が悪いし、高いぞ!」とのことで、断固としてそこには連れて行ってくれない。実はこの街で、夜行列車の切符を買おうと思っているので、駅の近くがいいんだけど。。。「あぶないからやめとけ!」というおじちゃんの言に従い(ていうか連れてってくれない)、他のホテルを探すことに。条件を告げると、心当たりのホテルに連れて行ってやる、とおじちゃん。23時半発の切符をとるつもりだ、と言うと、駅の時刻表まで取り出して、「それは危ないから、もう少し早い時間に出る列車にしたほうがいい」と、取るべき列車の相談にまでのってくれた。


最初に着いたホテルは、明らかに高そう。「俺はここで待ってるから、値段見てきなよ」
とおっちゃん。


・・・・・・高いです。


「じゃあ、ちょっと離れるけど、タクシーなら駅まで10元くらいで行けるとこだから!そこに行ってみよう」とおっちゃん。到着するまでの間に、携帯で外人が泊まれるかどうかの確認までしてくれた。中国では、外国人が泊まれない(ことになっている)ホテルや宿泊所もあるからだ(主に非常に安価な宿泊所など)。そして着いたのが


遠揚諾尓大酒店
シングル一泊318元


確かにちょっと駅からは遠い・・・けど、きれいだし値段も希望通りだし、まあOKということで。てことで、ありがとうおっちゃん。メーター通りのタクシー料金だけ受け取って、にこやかに去っていくおっちゃん。部屋はちょっとラ○ホっぽいけど・・・。このガラス張りのシャワー&トイレ、ビジネスホテルとかでも、ある。友達とツインに泊まったときもこんなシャワーだったことがあって、ビミョウだった。


さて泊まるとこも決まり、山東省博物館に向かうが、やっぱりここも月曜休館。明日朝イチで来ることにして、今日は済南の観光地を回ることにした。


しかしこの旅、タクシーの運ちゃんに親切にしてもらうことしばしば。騙されたとか、日本人だとわかったら途中で降ろされたとか、数々の恐怖体験を聞いていたので、ものすごい構えてたけど。まあまず、(これでも一応)若いおなごなのが大きいか。それとダメ押しで「中国の歴史を勉強してるんです」ていう台詞が効いてる気がする。そんな風に言われたらおっちゃんは、そうかよしよし、って気持ちになるのかも。とはいえ今回はそればかりではなく、運がよかったのでしょう。