2008中国旅行9 鄭州 河南博物院・商代遺址

2008年8月の中国旅行記
前回までのお話はこちら


鄭州に到着。友人から聞いていた駅前にあるオススメのホテル、紅珊瑚酒店にチェックイン。

お部屋は広々できれい。ツイン480元。シングル280元。ネットPCあり。駅前、280元でこれはかなりすばらしい。


その部屋から撮った、鄭州駅前の風景。

恐ろしいほどの人、人、人・・・。写真の右側が鉄道の駅で、左側が長距離バスターミナル。その間にある広場の風景。人が多いのは朝晩だけ、とかじゃないです。24時間(いや真夜中は見てないけど・・・)、この人出。鄭州は交通の要所で、多くの路線が交差するところなのです。そこでの駅前の人々たるや。何してるのかって、出発前の時間を過ごしているのです。荷物置いて、飯食って、座りこんで、果ては寝ていたり。


お昼ご飯にマックでセットを食べる。22.5元。若者が多い。


駅前から42のバスに乗って、河南博物院に到着。バスは2元。K39,42,61,69,72のバスで行ける。20分ほどで到着。

前にも書いたけど、省レベルの博物館は、入館無料。ここも、ものすごい大きな博物館だ。要注意なのは、入館は15:30までってこと。ぎりぎりでした。

エントランスの、意味不明にでかい像。

展示室は結構暗いので、写真撮影はなかなか困難。



か、かわいい。。。後漢

いかしてる!唐。




午後訪れたのは、「商代遺址」という名前の場所。その名のとおり、商=殷代の城壁の址である。

軽〜く3000年以上前の城壁ですよ?一部が島状に残っている感じなのですが、その上に登って撮った光景がこれ。

結構広くて、幅10mくらいの土手みたいになっている。そしてその上は公園というか、おじいさん・おばあさんたちの遊戯場、一休みスポット。将棋、トランプに興じるおじいさんたちの姿が、なんとものどか。公園として残されているのはごく一部で、上に家が建っているところも、切り通して道路になっているところも、跡形もないところもある。




私の見た限り、鄭州は人がとても多いけど、埃っぽく「都会」という印象ではない。写真にあるように、大きな建物がたくさんあるけれども。今回の旅行中、ここほど沢山の物乞いに遭った街はない。この駅前の市内バスを待つ間も、空缶を持った片腕の無いおじさん、なんかが近寄ってくる。一時に何人も、ふらふらしている時もある。


中国をうろうろしていると、やっぱり「貧富の差」を考えてしまう。鄭州で遭ったみたいなことや、車いすに障害のある男の子を乗せてお母さんが歌を歌って窮状を訴えていたり、病気で寝たきりのお父さんを横に寝かせて息子が正座して頭を垂れていたり(これは路上でやってるんだけど、どうやって毎日セッティングしているのだろう・・・)。色んなパターンの物乞いをしてる人々を見かける。


その光景と、TVでやっている、北京パラリンピックの為のバリアフリー政策躍進中!という政府アピールVTRとの対照。でも聞くところによれば、「物乞い」という職業のための演出をしている人もいるとか、様々な問題は決して単純ではないのだろうけど。