2008中国旅行14 西安(城隍廟、阿房宮テーマパーク)

2008年9月7日
この日は友人Lと2人行動。普通の観光地ではなく「あえて」の選択で西安観光をする。

西安城隍廟


城隍廟(じょうこうびょう、チャンホワンミャォ)は、城隍神を祭祀するための廟。城隍神は都市の守護神。どこの町にも必ずあるそうだ。西安城隍廟は西大街沿い、鼓楼より西に5分ほど歩いたとこにある。

西安都城の城隍廟は明朝の洪武20 年(1387 年)建立。入口の門は新しくてやたら立派だが、中は鄙びたいい雰囲気のあるところ。門前町のようなちょっとしたお店のならぶ通りを抜けると、そこには地元民の信仰を集める場所がある。

一応、文物重点保護の石碑も建っている。

どうやら道観のようである。線香を供え、お祈り用のクッションの上にひざまずき、頭を下げてお祈りをする。日本の神社のように閑散としたところではなく、次々と人が現れ、お参りをしていく。


屋根は瓦の隙間から草(というかもはや木)が生え放題、漆塗りは剥げ放題。でもぴかぴかな観光地用のお寺と違って、日常の信仰の場、生きた場所なのでなかなか面白い。とっても風情がある。


そして城隍廟の前の北大街のバス停から302路のバス(2元)に乗り、次の目的地へ向かう。40分ほどかかったか。

阿房宮テーマパーク

映画「始皇帝暗殺」のロケ地として建設された建物を歴史テーマパークにした、「秦阿房宮」(阿房宮縮微園)。名前からしてあからさまに怪しい匂いがしたが、どんなしょっぱいところなのかという好奇心によって、行ってみることにした。さすがにひとりでは行かなかったと思う。

一応、阿房宮前殿遺址の石碑。ただの原っぱ。きちんとした遺跡は、もっと奥の農村の中にあるらしい。

正面から。真ん中へんに見えるのは、上の写真の石碑の後ろ側である。なんとも巨大な建物だ。
入場料は学生票で20元。普通はその倍だったと思う。

入口前にならぶ、無駄に巨大な兵馬俑銅像。ちなみにこの銅像、人物部分だけで軽く4m越え。でかいよ。

場内案内図。上が入口側。入口付近の東西に「東市」「西市」とあるが、行ってみたところどうやら土産物売り場が並ぶコーナーだった模様。全部シャッターが閉まっていて、裏寂れた感じに。この案内図でいう「露天演播場」となっているのが、次の写真。

無駄に広ーーーい。何もない。何もやってない。人もいない。見応えはあるけどね。



「中国歴代瓦当展覧館」発見!と勇んで行こうとするも入口はあいておらず、隙間から中を除くと・・・

何もない。

広ーい庭園は綺麗だが、まばらな人影の園内。この池の向こうもまだ、敷地内。

「宮廷食府」って。。。レストランだったのかなあ。もはや建物に行くことすらできないけど。



だけど、がっかりするのはまだ早い!!
こんなたくさんのイベントが連日、開催されているのです。とりあえず我々が居た時間に見れそうなのは「雑伎」と「宮廷楽舞」。

さて、会場にたどり着くと。おお、すでに10人ほどの観客が。こんなに園内に人がいたんだ、という。えーと会場、ここでいいんですよ ね ・・・ ?
ここからは写真を並べてみよう。言っておくが、すごい演技であった。普通の人には決してできない技の数々、柔軟性、バランス!




ちなみに舞台の後ろに見えるのは、兵馬俑出土の始皇帝の銅車馬っぽいものだよ!
なんか普通に、小学生くらいの子もいるけどね。。。どこつっこんだらいいのか、もう。。。なんだろう、近所の人がやってるのか?とはいってもそれなりに練習積んだ結果っぽいし。。。もう。。。


そして、「宮廷楽舞」。

いやなんかね けっして、演目の時間になったら売店のおじさんがよっこらと立ち上がって着替えて出演してたりしてたからとかは関係ないけど、まあなんていうか。。。それなりに。。。はあ。


長くなったので、続きはまた次回。