新国立劇場『ライモンダ』

14日(土)14時開演


◎キャスト◎
ライモンダ:スヴェトラーナ・ザハロワ
ジャン・ド・ブリエンヌ:デニス・マトウ゛ィエンコ
アブデラクマン:森田健太郎
クレメンス:丸尾孝子
ヘンリエット:西川貴子
ベランジェ:マイレン・トレウバエフ
ベルナール:芳賀望

振付:マリウス・プティパ
改訂振付・演出:牧阿佐美


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新国立劇場でライモンダを観てきた。
本当は同日、小劇場でやっていた森山開次さんを観たくて朝10時、当日券を買いに走ったのだがあえなく敗退。
すごすごと帰るのは悔しかったので、その日のライモンダをえいやっと観ることにした。


ライモンダ全幕をちゃんと観るのは初めて。

舞台はヨーロッパ中世。
中世の貴婦人風の髪飾り(帽子?)、内向するアーチ状の角みたいなの。が、日本人にはいまいち似合わなく・・・。


全体にこぎれいにさっぱりとまとめてあって、この淡白な感じが、う〜ん新国。
1幕の夢の場面のコールドはさすがではありました。


ヴァリエーション1を踊った厚木三杏さんは素敵だった…
コールドに混ざってても、浮き出て見える上品な存在感。
スターダンサーズにいた時に見て以来、そのシャープな踊りが大好きで。
お見かけするたび、見とれています。
今度ついに、白鳥で主役をやられるようです。
見に行かなくては!


ライモンダ役のスヴェトラーナ・ザハロワはもちろん抜群のテクニック、存在感ではありますが、もはや「THE ザハロワ」を見せられてる気分で、「ライモンダ姫」はどこへやら。
なにか、白鳥見てもドンキ見ても、「ザハロワ」を見てる気にさせられます。
もちろん個性なんですが、なんというかまあ、好みじゃないってことでしょうね。


ちなみに1階通路すぐ後ろの列だったのですが、真後ろの席に牧阿佐美先生がいらっしゃりました。


「THE ザハロワ」は確かにきれいですが、そのせいか物語に感情移入もできず、収穫はあったけどいまいち不完全燃焼でした。