9月18日 一応デモあったみたいだね

危惧されていたように、北京と上海でデモがあったようで。でも小規模で30分程度で、いったら「ポーズ」のようなものらしい。私はこういった問題に関する明確な姿勢を持つに至る知識も経験も足らないが、谷崎光さんという方の文章を読むと、至極納得できる考え方だなあといつも思う。また、なるほど〜と勉強させていただいている。谷崎さんの今日のブログはこちら↓
谷崎光 てなもんやブログ「北京、上海でプチ抗議活動ー尖閣諸島問題」


そもそも谷崎さんを知ったのは、この『北京大学てなもんや留学記』という本。

北京大学てなもんや留学記

北京大学てなもんや留学記

中国人がなぜそのように行動するのかを「理解」する、という点など、作者の実体験を伴うこの本はとても面白かった。そもそも、彼らとの共感や完全な意思疎通、同国人同士のような信頼関係の構築は不可能。でも、なぜ彼らはそのように思考し、行動するのか。その背景には何があるのかを知ることはできる。信頼関係の構築にではなく、その行動を理解に努力すれば、やれやれと思いながらも対処はできるわけである。
ただこの国を大好きですばらしい!と賛美するのではない、ややナナメ(でも実は直球)な作者の見方に好感が持てる。
最近出た『感動中国!』も、題名だけ見ると中国賛歌のようだが決してそうではない。また、延々と馬鹿にした内容でもない。あきれながら、がっかりしながらも中国人の行動の理由を理解する。その姿勢がすごくいいと思う。もちろん単にルポとして見てもすごく面白い。
感動中国!

感動中国!

どっちも読み終わったので持ってこなかったけど、北京でこれを読み直すのも一興だったかもしれない。ちょっと後悔。