07 ウルムチ1日目 市内散策・国際大バザール

2010.10.19
06:00 起床。車内洗面所で身支度。
06:45 予定より15分早く、ウルムチ(烏魯木斉)駅に着く。電光掲示板も、ウイグル語併記。まずやることは、27日の列車切符の確保。これからウルムチを起点にトルファンなどを周り、27日にまたウルムチに戻ってそこからシルクロード列車」に乗って中国最西の地、カシュガルを目指すのだ。切符売り場は7時からだが、既に多少の列が出来ている。並んで待つ。

07:40 27日の列車切符、K9786/K9787空調快速、軟臥(1等寝台)をゲット!硬臥でもよかったのだが、憧れの天山北路をゆくので、はりこんでみた。
08:30 ホテルにチェックイン。銀華酒店、1部屋128元。安さにこだわって決めたのだが、友人H氏の部屋はトイレが流れない、シャワーが出ないなど数々の不備があったらしく、後でご不満を聞くことになる。我々2人の部屋は、満点とは言えないものの一応大丈夫だった。

09:10 宿泊費を安く抑えたことに気を良くした我々は、贅沢にも高級ホテルの朝食バイキングに飛び込んだ。近くの美麗華大酒店にて、朝食バイキング。1人60元也。宿泊費と同金額やんけ。数日ぶりの洋食を、食べまくった。コーヒー飲みまくった。果物食べまくった。ホテルに戻り、一旦休憩。

14:00 市内観光開始。その前に北郊客運站(北バスターミナル)に行って、明日のバスの時間をチェック。ウルムチからジムサール行きは、朝10時から運行、午前は40分に1本、午後は30分に1本、距離165km、37元、所要時間3時間とのこと。


14:55 国際大バザールへ。広場のシンボルとなっているイスラム風の塔。でも新しいもの。その周辺には、お土産用のお店が並ぶ。

国際大バザールの向かいにある二道橋市場の方が、市民の日常用の市場である。国際大バザールは観光用に作られたお店でちょっと興ざめではあるが、我々も観光客なのでぐるっとひと回りし、見慣れない西方のお土産品物色を楽しんだ。干しぶどうやナッツ、胡桃などの堅果類が豊富。葡萄もナッツも見たことない種類がたくさん。観光用値段だから高かったと思うが、ナッツ(殻ごと)500g20元だった。


その他、マトリョーシカや革製品、ナイフ、民族衣装屋さん、骨董品やなどなど。

イカとハミ瓜の切り売り。おじさんのムスリム帽が雰囲気ある。

町ゆくお姉さんも、みなこういう服装。

こちらは街中のモスク。たくさんの人が出入りしていた。


17:00 夕食を食べるべく、レストランを探す。そこで、おいしそうな羊さんがぶらさがった本気のイスラム食堂を発見。おじさんたちは完全にウイグル語しか話せないようで、中学生くらいの男の子が普通語で注文取りに来てくれた。

漫画『乙嫁語り』の話をしたときにも紹介したイスラム料理。とってもジューシーな羊肉串、ナン、ポロ。1人18元で済んだ。おいしい羊肉に思わずビールが飲みたくなった我々は駄目元で「ビールないか?」と聞いたが、店のおじいさんは笑って向かいのモスクを指さした。
「あれを見ろ、真向かいに神様がいらっしゃるのに、アルコールを出せるわけないだろう?」
という意味。「ですよねー。すんません」って感じで謝る。漢族がやってるイスラム「風」レストランでは、ビールが飲めるとこもあるのだが、本当にウイグルの人が生活しているようなお店では、イスラム教の戒律により、当然アルコールはご法度。しかしこの美味しい羊にビール、あうんだよなあ。。。


19:00 夕食後、ぷらぷら散歩しながらホテルに帰る。19時過ぎだがまだまだ明るい。ヨーグルト味のジェラートを食べる。2元。銀色のボールの上に白くそびえ立っているのが、ジェラート。そこここでみかけた、この辺りで定番のデザートのようだ。

ナン屋さんが立ち並び、香ばしいかおりが漂っている。

ビールは、ホテルに戻ってから飲んだ。