08 ウルムチ2日目 ジムサール・北庭故城・阜康

2010.10.20

ウルムチからバスで3時間の町ジムサール(吉木萨尔)に行き、そこで北庭故城遺跡を見る。その後、景勝地天池での一泊を目指すが夜になってしまい、結局手前の町、阜康で一泊。


08:50 ホテルをチェックアウト。スーツケースをホテルに預け、一泊用の荷物だけ持って出発。景勝地天池で一泊を目論む。タクシーで北郊客運站(バスターミナル)へ。バスはウルムチジムサールで37元。朝は10時から、午前は40分に1本、午後は30分に1本発車しているとのこと。距離は165km。所要時間は3時間。

出発までの間に朝ご飯。パオズと豆腐脳で7元。

バスターミナルの看板も、ウイグル語併記。

10:03 出発


12:50 ジムサール到着

13:10 まずは昼食。黄麺5元。辛い。

千仏洞

13:30 タクシーで市の博物館に向かったが、昼休みで入れず。ジムサールのタクシーは、町の中はメーターを回さず、一律5元とのこと。北庭故城に行ってくれと頼んだが「昼休みで開いてないから行っても無駄だ」と言われ、先に千仏洞とやらに行くことにする。あとで、これはテキトーな嘘だったことがわかる。千仏洞までは運ちゃんの言い値で30元。高い気がするが、距離感がわからないので仕方なく払う。

「千仏洞」自体は廟の中にあるちょっとした仏像。入場料6元を取られたが、一瞬で見終わる。むしろ廟の側にある白い塔周辺から見下ろしたジムサールの町の景観の方が、見る価値あり。



ジムサールのもっと北に行けば、そこはもうロシア。
千仏洞でまったりしすぎ、時間が過ぎる。あとで博物館を見る時間がなくなり、後悔することになる。タクシーの運ちゃんとの交渉がうまくいかず、一度バスターミナルに戻る。

北庭故城

15:00 別のタクシーを捕まえ、北庭故城に到着。着いてみれば入口も入館料もない、ただの遺跡。昼休みもくそもない。運ちゃんを信じず、先にここへ来るべきであった。整備されていないだけに、唐代の土器もごろごろ落ちているし、遺構も見放題。ただし後世に遺跡に住み着いていた人がいたと見え、ヤオトンの如く住居に改造したあとがそこかしこに見えた。なのでゴミや破壊もひどい。遺跡範囲はかなり広いので、一部の城壁と中心部の寺院址などしか見る時間がなかったが、なかなかの見応え。





のどかなところ。

乗せてきてもらったタクシーの運ちゃんに電話し、迎えにきてもらう。近くにある北庭故城の博物館とやらに連れていってもらう。

北庭回鶻王家佛寺遺址

16:35 北庭回鶻王家佛寺遺址(研究中心)到着。学生票20元。一般は40元。開館時間は17時までとのこと。ここまでのロスを悔やみつつ、大急ぎで参観。


遺跡の上に覆いを設置して、現地で保存・参観可能にしてあるタイプの博物館。仏像もそのままで、なかなかの迫力。展示しつつ、内部では発掘、保存処理作業が続けられている。




17:20 タクシーでバスターミナルに戻る。2台目のタクシーは、ここまでで40元。やっぱり1代目はぼったくりだったか。なんとか今日中に天池まで行きたいと思い、天池行きバスの発着地である阜康まで、バスで向かう。23元。途中ガソリンスタンドで30分など、意味不明な時間ロスも含め、ジムサールー阜康は2時間10分かかった。なお、30分に1本出ているとのこと。
19:30 阜康着。天池までは50分のはずだが、最終バスが19時。残念ながら今夜は阜康で一泊することにする。バスターミナル前の福林春飯店で一泊。ツイン、シングルともに188元。