乙嫁語り3巻と、中央アジア料理。

乙嫁語り(3) (ビームコミックス)

乙嫁語り(3) (ビームコミックス)

乙嫁語り3巻。新しい乙嫁、タミルさん悲し過ぎる。スミスさんにまさかの嫁!と思い金時計で萌えたのもつかの間。全体的に重い空気が漂う3巻。そのなかで閑話休題的に登場する、市場で買い食い、の回。


中央アジアは行った事ないけど、新疆に行ったときの食事を思いだした。たぶん、大体同じものだと思う。中央アジアの匂いのする、ウイグル族の料理。

串焼き(中国語で羊肉串)、焼き飯(抓飯/ポロ)、パン(馕/ナン)。ポロはニンジンが入っていて甘めだけど、羊肉の脂がたっぷり。ちなみにこれは、ハミ瓜は入ってなかった(笑)。干しぶどうは入ってたかな。串焼きはズランとかスパイスがきいていてうまい。ナンはうまい。焼きたてがうまい。旅行中に何枚買い食いしたかしれない。

これも大体同じ。奥の麺はラグ麺。乙嫁作中では「五目肉うどん」て言ってるやつ。

左側のドラム缶の上の鍋が、ポロを作っている鍋。漫画に出てくるように、お皿を伏せて蓋にして蒸している。右側に吊るされているのは、ひつじたん。
串焼きとか、すごくビールにあう!と思うのだけれど、本物のウイグル族がやってる店では、アルコールの提供不可。彼らはイスラム教徒なのだ。すごく残念だけど、それも現地の雰囲気と、お茶でいただいた。


ちなみに作者の森薫さんが中央アジア料理を紹介する特集を読んだところ、料理名はわざと「五目肉うどん」とか日本風にしているそうだ。なぜなら部族によって微妙に呼称が違うので、呼称を固定することで地域を限定してしまわないため、だそうだ。