北京ー大同ー渾源、懸空寺、李峪村

2011.12.31
☆夜中北京発の列車で大同へ。そしてバスで渾源県へ。有名な崖沿いに建つ懸空寺を参観。渾源彝器の出土地、李峪村を見て帰る。

北京駅ー大同駅

夜中1時、北京駅。春運の身分証チェック用のゲートが、すでに設置されている。1月1日から、列車に乗る際には身分証と切符の照合が必須になるらしい。

クリスマス仕様の北京駅構内。歴史ある建物の風格あり。

でも中の待合室は、ものすごい民工臭で満ちている…。列車を待つ人がたくさん寝ていて、荒んだ雰囲気。これはちょっと怯む。1人で来てたら、ここで帰るレベル。

02:50 K1111次、予定通り発車。

大同

09:00 大同駅着。
山西第二の都市にしては、かなりしょぼい駅。駅前もなにもない。

駅からバス+徒歩で20分、長距離バスターミナルに到着。これまたこじんまりした駅。大同は小さな町なんだなあと感じる。

10:40 大同ー渾源バス発車。23元。

渾源県

12:40 渾源着。ただの道沿いで降ろされる。このバスで、直接懸空寺に行くことが可能なようだ。予約しておいた恒山国際酒店まで10分ほど歩き、チェックイン。町の中心部にあるこの田舎町一番のホテルだが、ちょっといいツインで318元。う〜ん田舎。

13:30 一休みして出発、山西名物刀削麺で昼食。小椀、卵付けて4元。

14:00 タクシーを拾って懸空寺へ。町中心部から約20分、20元。タクシーは帰り空で帰らねばならないので、ちと高いが仕方ない。大同から日帰りも可能とのこと。
14:20 懸空寺参観。観光客が多いからか、入場料が超高い。オンシーズンで135元、オフシーズンで125元。学生は半額で68元。学生証ばんばんざい。北魏末につくられた仏教寺院。切り立った崖面に建っている。内部には78体の仏像があり、多くは清時期に造られたもの。

 下から見上げると迫力満点。懸空寺は本当に崖面の高い所に建っていて、登ってみると中は幅が狭〜い構造。人がすれ違うのも大変。下を覗くと、怖い。高所恐怖症の人は無理だな。中を移動するのも、はしごのような狭い階段を上ったり、足がすくむこともしばしば。小さな建物なので、見るのは40分もかからない。谷にあるため、谷風がすごい。気温はマイナス7度程度のはずだが、風がすごくてものすごい寒い。

15:30 帰りはバスもタクシーもいない。白タクが声をかけてきたが無視。行きに乗ったタクシーの運ちゃんの電話番号を聞いておいたので、電話して来てもらう。県城から来るまでに30分ほどかかり、待っているのが寒くて辛かった…。

李峪村

 まだ時間があったので「渾源彝器」の出土地である李峪村を回ってもらう。恒山の西北嶺にある李峪村の廟坡溝東側にある李峪墓群あたりのはずだが、廟坡溝の場所も特定できず、ただ村内を見て回るだけとなった。これは翌日、恒山山頂付近から西方向に見下ろした李峪村。
[:W360]
村のおじいさんに廟坡溝はどこか尋ねたところ、村の北東を指し、かなり遠いし今はだれもいない、とのことだった。1923年に東周時期の青銅器が大量出土した場所なのだが、憶えている村人は誰もいないようだった。
 李峪村から恒山西北嶺を望み、これでよしとして撤収。帰りのタクシーは40元。

渾源県

18:45 ホテルの近くの火鍋にて、大晦日の晩餐。あまりレストランらしいレストランはなく、選択肢がなかった。。。しかし零下の気温に冷えきった身体に、あたたかい鍋が染み渡った。


ホテルに帰り、紅白歌合戦を音だけ聞きながら、カップうどんを食べて年越し。