張掖編・1

 予定通り、列車は16:40張掖駅到着。駅前からタクシーに乗り『歩き方』に載っていた張掖飯店へ。11元。


張掖飯店に着き、部屋も見せてもらい、シングル1日108元とのことなのでここに決定。

外国人だと思って、部屋の使い方を懇切丁寧に説明してくれる服務員。普通はこんなこと絶対されないのに…。お湯の出し方、テレビの調節の仕方などを丁寧にレクチャーされる。笑顔の対応に心地よい気分になったが、彼女が出ていった後に、ふとテレビ画面を見ると、関東軍なんとか戦略、隠されたなんとか作戦とかいう番組が…!なに、あの笑顔の裏に何があったの!?なんか挑まれているの!?と一瞬疑ったがまあ、偶然だろう。


 散策に出かけてみる。張掖は大きな町で、シルクロードの中枢都市としても栄えていた。かのマルコ・ポーロも1年近く滞在したという。そんな彼の像が、欧式一条街の交差点にぽっつーんと立っている。なんとも寂しげであった。

夕食は孫記炒炮にて。

炒炮。短い麺に、煮込んだ豚がのっている。小椀で8元。豚が柔らかくてうまい。この煮豚でビールを飲みたい感じである。また、無料で麺湯(ミエンタン・要は麺の茹で汁)が飲めるのだが、青菜の味がとても強い。そこで思い出したのだが、以前甘粛にいたとき、調理師さんが麺を茹でる際、必ず青菜を一緒に茹でていたことを思い出した。麺と一緒に、菜っ葉も放り込むのである。甘粛ではこれが普通なのか?

帰りにスーパーで買い物。ポテチの袋などがやや膨らんでいる。そういえば嘉峪関で、高度2000mちょっとあるらしい。ここもそれなりに高地なのだ。


 翌朝の朝ご飯は、古い街並みを再現した明清街にある食堂で、臊子麺4元。とろみのついたスープで、暖まる。明清街自体は、ただの食堂街になっていて、とくに面白みはない。